兵庫県にお住まいのＯ様から、ご依頼いただいて製作した額装をご紹介します。
Banksy（バンクシー）の600枚限定のPulp Fiction（パルプフィクション）のシルクスクリーン作品をWALNUT Blackで額装しました。マットボードはコットスエード の白です。
現在２０００万円近くまで高騰しているBanksy（バンクシー）のPulp Fictionですが、２００５年にうちのギャラリーが初めてPOW（Banksyのシルクスクリーン 作品の製作兼販売ギャラリー）から仕入れて販売した時の販売価格はなんと約１万５千円でした。
この１５年余りで１０００倍以上高騰しているんですね。仮想通貨の世界みたいな感じですね。
額装に話を戻しますが、こちらのWALUNT Blackのフレーム幅はかなり細めの２２mmで製作しています。
WALNUT Blackは注文をいただいてから木枠の部分は１点１点、家具職人が荒木から全て手作業で製作していますから、容易に仕上がりのフレーム幅を変更する事が可能です。
現在は基本的に幅 20mm〜60mmまでは同価格でお好きな幅で仕上げさせていただいています。
60mm以上の場合は割り増し金額が発生しますが製作可能ですし、強度の関係で最細幅は20mmにさせていただいています。
作品サイズが小さい場合は20mm以下でも製作可能ですし、もし作品サイズが大きくても厚みを厚くして強度を補完すれば、20mm以下でも製作可能です。 極細の仕上げをお好みでしたら喜んで対応しますが【WALNUT Blackの魅力】=【WALNUT材の木目と質感】なので、出来ればフレーム幅は広い仕上げがお勧めです。
意図的なのかどうかはわかりませんが、Banksyのシルクスクリーンはエディションナンバーの場所が同じ作品でも違う場合もよくあります。この事が時に僕たちの頭を非常に悩まします。
印刷エリアすぐ下にエディションナンバーが書かれていれば、マットボードを設置しやすいのですが、作品の端っこに書かれている場合が多いんですね。 作品とマットボードのバランスを考えると、印刷エリアからマットボードの内側までの空きは10mmまでで抑えたいのですが、そのようにマットボードを作品に重ねるとエディションナンバーは隠れてしまいます。
さすがにエディションナンバーをマットボードで隠すわけにはいけないので、仕方なく印刷エリアからマットボードの内側までの空きを大きくとっていました。でも、これだと仕上がりに締まりがなくなるんですよね。
しかし、５年前にある解決方法を思い付きました！ 画像のように、エディションナンバーの所だけマットボードをくり抜きました。これだとエディションナンバーに気兼ねすることなく、最高のバランスでマットボードを設置することができます。
「エディションナンバーの所だけマットボードをくり抜く」という、コロンブスの卵のような単純な発想が、Banksyエディション作品の額装の積年の悩みに終止符を打ってくれました！
額装費の内訳
額縁 WALNUT Black（UVカットアクリル）サイズ1400 63,888円
マットボード（コットンスエード白）マット幅 60mm / サイズ1400 12,342円
額装合計金額 76,230円（税抜き）
フレーム外寸： 縦 590mm × 横 797mm
額装総重量： 3100g
アーティスト： Banksy（バンクシー）
タイトル： Pulp Fiction
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僕は本気で【世界最高峰の額装を作り続けて行きたい！】と思って日々取り組んでいます。
この14年の間に（2021年時点）5000点を超える本気の額装を手がけて来ました！
仕事もプライベートも、つまり人生全てにおいて、妥協することが大嫌いなので【利益追求のための手抜き】は一切やりませんし、そんなことをこそっとやる職人とは、絶対に仕事を一緒にはしません！
もし、あなたがこのノイズキング藝術額装店のスタンスに共感いただけるのなら、下記の３点をご明記の上、お問い合わせください。
①額装される作品のアーティスト名と作品名
（各作品の余白によって、フレームサイズが変わって来ますので、事前にご連絡いただけた方がよりスムーズにお見積もりをお知らせできます。）
②作品の縦・横のサイズ（mm単位）※キャンバス作品の場合は厚みもお知らせ下さい。
③ご希望のフレーム
（「これと同じにしてほしい」とご希望の額装例のURLを送っていただいても大丈夫です。）
③のご希望のフレームがまだお決まりでない場合は、こちらで作品に合う額装を考えて、ご提案させて頂きますので、初心者の方でもお気軽にご相談ください。