長野県にお住まいのI様からご依頼いただいた額装をご紹介いたします。
Banksy(バンクシー)の"Have a nice day"を額縁はこの作品のために製作した「wabisabi - leather」、マットボードは「コットンスエード白」で額装しました。
焦らしても仕方ないので単刀直入に言いますが、こちらの額縁はレザーが使用されています。
この15年で本当に色々な額装を製作してきましたが、レザーを使ったのは今回が初めてです。
I様から「wabisabiの形状でレザーのフレームは作れないか?」とご相談いただき、早速、いつものようにsugiyamakaguの3代目に相談しました。
どんな難問でもいつも何とかしてくれるので僕より11歳も若いのですが、何かあればすぐに3代目に相談します。
wabisabiの味と無骨さをレザーで表現するために色々な議論の末、強い耐久性が求められる馬具用に作られた「ブライドルレザー」を使用することにしました。
ブライドルレザーとは牛革の皮革をナチュラル・タンニンなめし(皮から革への加工方法のひとつ)でなめされ、蜜ロウ、タロウ、植物性油などのワックス(簡単に言うとロウソクのロウみたいなもの)を最終段階でアイロンや手などで革の表面に塗り込んだものです。
長いものでは1年半もの期間がかかり、皮革自体も非常に貴重(ブライドルレザー伝統のタンナーでしか良いものは作れません)で、牛革の中では群を抜いた価格で取引されています。
*タンナーとは、動物の皮をなめしてなめし革にする製革業者の事です。
塗り込まれたロウが画像のように白く粉を吹いているようになっていますが、これもブライドルレザーの魅力の一つです。
塗る込まれたロウが画像のように白く粉を吹いているようになっていますが、これもブライドルレザーの魅力の一つです。
wabisabiと同じように木枠を作り、それにブライドルレザーを張り込んでいます。
角のガタガタ感を少し強調させるために、通常の木のwabisabiよりは出っ張りを数mm、長くとっています。
当然、枠の内側にもレザーが張り込まれています。
レザー感が満載の角の仕上がりです!「額装バカ」はこの画像で何杯が酒が飲めます!
常識的には額縁の材料には絶対使わないモルタルや鉄などを使って額装を製作したことがありますが、また「非常識なノイズキング額装の歴史」に新たな1ページが追加されました。
「この絵と一生、共に過ごしたい!」と思える作品と出逢うことができた、幸せな方からの額装のご依頼をお待ちしております。
この15年で1000円程度のポスターから1000万円を越える作品まで、本気の額装を5000点以上、手がけて参りました。これまで培ってきた経験を出し惜しみせずお伝えさせていただきます。
額縁 wabisabi - leather(UVカットアクリル)サイズ1600(フレーム幅46mm) 355,000円
マットボード(コットンスエード白)サイズ1600 15,851円
額装合計金額 370,851円(税抜き)
フレーム外寸: 縦 540mm × 横 1173mm
額装総重量: 4250g
アーティスト:Banksy
作品: Have a Nice Day(Unsigned)
額装のご相談はこちらから
僕は本気で【世界最高峰の額装を作り続けて行きたい!】と思って日々取り組んでいます。
この15年の間に(2022年時点)5000点を超える本気の額装を手がけて来ました!
仕事もプライベートも、つまり人生全てにおいて、妥協することが大嫌いなので【利益追求のための手抜き】は一切やりませんし、そんなことをこそっとやる職人とは、絶対に仕事を一緒にはしません!
もし、あなたがこのノイズキング藝術額装店のスタンスに共感いただけるのなら、下記の3点をご明記の上、お問い合わせください。
①額装される作品のアーティスト名と作品名
(各作品の余白によって、フレームサイズが変わって来ますので、事前にご連絡いただけた方がよりスムーズにお見積もりをお知らせできます。)
②作品の縦・横のサイズ(mm単位)※キャンバス作品の場合は厚みもお知らせ下さい。
③ご希望のフレーム
(「これと同じにしてほしい」とご希望の額装例のURLを送っていただいても大丈夫です。)
③のご希望のフレームがまだお決まりでない場合は、こちらで作品に合う額装を考えて、ご提案させて頂きますので、初心者の方でもお気軽にご相談ください。